今目指している大学院になんで挑むかの頭の整理かも
きっかけ
話をさかのぼると 2018 年ぐらいにさかのぼるかな。
鹿児島に戻ってきてから、何か活動したいなーと思って大学の恩師であった渕田康孝教授の参加している鹿児島インファーメーションという団体に加入したことがきっかけでした。(この団体は前職で参加していて、今は参加していませんが)
その教授と話をしていて、ドクターの話を進められました。それがきっかけで社会人ドクターという道を意識したんだと思います。
正直な話、ドクターに行っても何か変わるかな?と疑心暗鬼だったのですがw
やりたいこと
やっぱりモチベーションって大事で、ただ単にドクターを取りたい!という話ではなく、何を解決する研究をしたいのか?という事を目指すと決めるまでにいろいろ考えてました。
ただ、私は強化学習、Web 技術、組み込みが専門分野だったので、必然と機械学習を使って Web ページを自動生成させるという事にフォーカスしてましたね。
色々と後から理由は付けられるのですが、単純にこんな感じのことしか考えてなかったですけど。
- 卒業後から DQN などの強化学習に関する研究が広がっていて死ぬまでには専門的に学びたかった
- Web+人工知能という分野が曖昧な今の時代に
- いまだにデザイナーとコーダーとの壁があり、ページを作成するまでに時間がかかる
- もしモックが自動でできたとしても、React/Vue などのフレームワークに変換する必要がある
こんな感じで、自分のやりたい研究分野(強化学習を利用した Web アプリの自動生成)は何となく決まってきました。
1回目の挑戦と挫折
大学院の入試は今回で2回目です。前回は資格審査の段階で一回挫折をしました。
2022年10月の入学を目標に3月ぐらいから、資格審査・本試験と挑む予定で何度か入学ゼミをさせてもらってましたが、その時は前職であるシステックに勤めていました。
前職のせいでは全くなく、むしろ色々と就業スタイルを変える提案などしていただいたのですが、やはり時間に縛られる就業スタイルで、仕事量的に大学の授業量をこなすことは無理だと判断しました。というか、1日フルで働いて、土日も仕事関係をしている状態で研究を行うのは無理ゲーだなと。
これが転職をするきっかけとなりました。
谷口先生との出会い
実家がプロテスタントで、自身も毎週教会に行ってます。そこに、地元の信州から鹿児島に特任教授になったことをきっかけに医学博士の谷口先生が2022年から礼拝にいらっしゃるようになりました。
谷口先生は、がん研究を専門としていて、生物学・生体情報に精通していて、毎週のように長時間お話しする機会が続いてます。
そこで話をしたことで印象的な事が、人工知能は哲学を語れるか?という命題でした。
「本質」を洞察することで、その問題を解き明かすための「考え方」を見出す営み[1]の分野だから、人の本質を人工知能はどうやって知りえるか?という議論を 2022 年12月時点でも続けています。
谷口先生からは、「君は、人工知能が人間を知る機会を与える研究者になりなさい」という言葉をもらってから、自分のやるべき研究が明確に見えてきた気がします。
2回目の挑戦
転職をしてから、転職先のCEOから許可をもらい本格的に2023年4月の入学を目指して活動を再開しました。
試験は大きく2回に分かれます。
資格審査
私の学位は「学士」なので、修士を飛ばして博士課程へ進むことになります。
この飛ばしてもいいよーという試験を資格審査といい、過去の職歴・研究したこと・実績などから博士課程に進ませても良いか書類審査されます。
私の場合は、職歴はまぁまぁあるのですが、研究などしていないので以下のものを実績として提出しました
- 特許出願:リコー時代に日本とアメリカで2件特許を出願したやつ
- W3C 仕様書:Scroll-linked Animation という W3C の仕様書の初版作成時にエディターとして参加したやつ
あとは、普通の履歴書と同じ内容と卒業証明書・卒業時の成績証明書を合わせて提出しました。
私の大学では、受付後に教授・主査・副査による審査、研究科長による審査、研究科代議員会による審査を受けて合否が判断されるようです。
本試験
本試験は、平日の1時間半を使った面接になります。
主に研究計画(事前に提出済み)の説明と、英語の論文を1つ読んで概要を説明するといったもののようです。
今はこの本試験のために研究計画を立ててる最中です。
なんで大学博士後期課程を目指すか?
今しかできないやりたいことをやりたい!
箔をつけたいとか、将来のためとかそんなことは考えてなく、、単純に自分のやりたいことを、今できるうちにしないと後悔するんだろうな程度です。